自然の理にかなった「フカセ釣り」

ウキフカセの利点

その名の通りウキを使った釣り方で、主に中通しの円錐ウキを使用しま

利点1

「ウキフカセ釣り」の利点は、魚を狙える範囲が格段に広がることです。ウキを使えば、その自重で遠くの沖目のポイントも狙えます。

利点2

自在にウキからエサまでのタナ(深さ)をあやつることができます。ウキ止め(道糸に別の糸で結び目のコブを作り、ウキの移動を止めるストッパー)の調整で自由にタナを決めることができます。この釣り方は、狙う魚がいるタナをある程度、推測した上で、ウキ止めで、そのタナに合うようにあらかじめ設定した釣り方です。糸の結び方についてはこちら  

利点3

上層・中層・底層の全てのタナを探れます。(全層釣り・全遊動釣りともいわれています。)この釣り方では、ウキ止めを使用しません。ですからリールから道糸を出した分だけ仕掛けは底の方に沈んで行きます。それだけ魚に出会うチャンスも広がります。ただし、魚のアタリを感じ取るために道糸は張りぎみにすることと、仕掛けの沈み過ぎによる根掛かりに気を付けなければいけません。

フカセ釣りは、繊細な釣法ですが、馴れればこんなに便利で心強い釣り方はありません。ここからは「ウキフカセ釣り」を「フカセ釣り」としてお話します。

フカセ釣りの道具

フカセ釣りのエサ

ここでは約半日の釣りに必要な量を示します。
●マキエ用に約3Kgのオキアミブロックを1角、配合エサを2袋。
オキアミと一緒に三陸アミを使用すれば、より集魚力が高まります。
●HIROKYUでは、解凍せずにすぐ使えるキザミッコシリーズやグレ用小粒オキアミ、グレ用ボイルMオキアミ、チヌ用大粒オキアミなど数多くラインナップしています。  
●配合エサは、チヌならチヌ用、グレならグレ用と、狙う魚に合わせた配合エサを選びます。
●ツケエサは、まず生イキくんシリーズの中から選ぶと良いでしょう。

フカセ釣りの釣り方

1 ポイントに数回、マキエを打ちます。 最後に打ったマキエと同時に仕掛けを入れます。

2 潮の流れがある所では、少しずつライン(道糸)を送っていきます。

3 仕掛けがなじんだら、ラインは張りぎみにして、ゆっくりアタリを待ちます。

※フカセ釣りでいちばん重要なことは、マキエと一緒にエサを自然に漂わせて魚に警戒心を与えないことです。

フカセ釣りの対象魚

波止や磯にいる魚はフカセ釣りでほとんど釣れますが、意識的に狙う対象魚としては、チヌ・グレ・バリ・イサキでしょう。


その他、アジ・サバなどや真鯛も対象魚になります。