尾長グレ乱舞 良型サイズへシフトチェンジ〈後編〉 入江幸太

尾長グレ乱舞 良型サイズへシフトチェンジ〈後編〉 入江幸太

1週めぐり友人から船フカセ行こうとお誘いを受けたので便乗しました。春に2時間ほど体験させてもらいましたがイサキが入れ食いした事があり楽しみであります。

 

今回のマキエは船からなので遠投性よりも集魚性をメインにチョイスしました。オキアミ2角にイッキ浮かせグレSPで活性を上げ、麦黒鯛の発酵麦で視認性を確保、それと俺のチヌで縦にスロープが出来やすいようにと想定してブレンドしました。

 

今回実釣した海域は西海大島付近で上げ潮下げ潮共に潮がよく動く海域。朝一は崎戸近くにイカリを降りして実釣しました。この海域は18メートルほどから一気に5メートルほどまで駆け上がるテーブルみたいな底で潮が集約されて流れが早いポイントでした。なかなかマキエと同調させる事が難しい状況ではありましたが、仕掛けを流していくと潮がぶつかり壁のようになるポイントが有り、そこに仕掛けが差し掛かるとヒットするといったパターンでした。はじめのうちはハマフエフキやベラがヒットしていましたが、マキエがしっかり効き出してからは良型のグレがヒットしてきました。しかし放出するラインは最低でも80メートルほど!毎回100メートル近く流すので体力勝負の釣りでありました。

 

後半は港に近いカブト瀬付近で夕マズメを楽しみました。ここは水道の中にある瀬付近なので流れが早いだろうと想定して潮止まりを狙ってチェック。潮が穏やかだったおかげでキザクラ17GTRが潮をよく掴みマキエとうまく同調してくれたお陰でイサキメインで真鯛と交互によく釣れました。

夕マズメにはよくドラマが待っているもので、私の仕掛けに今までと違うアタリが襲来!ハリスはサンラインブラックストリームの2.25号そうそう切れる事はないのでしっかり竿を絞り込み魚の引きを堪能しながらやり取りをしました。上がってきたのはまさかの尾長グレであります。慎重に浮かせ空気を吸わせてタモ網に誘うことが出来ました。

 

この日三人での釣行でしたがイケスは満杯であります。改めて船フカセの威力を堪能することが出来ました。さて、長崎南部・西海エリアにも立派なグレが入ってきている事は実証しました。この本が店頭に並ぶ時にはシーズン真っ盛りとなっています。次は磯でグレ釣りを堪能したいと思います。